岡山のモンテッソーリ教室cocoiro(ここいろ)です。人生の中で最も吸収力が高く、人生の基盤となる発達の出発点である0〜3歳の子どもたちを対象に、レッスンを行います。

ピッチャーのあけうつし

ピッチャーのあけうつし

ピッチャーのあけうつし

モンテッソーリ教育の日常生活の練習分野には「あけうつし」があります。

教室では、ピッチャーひとつにしても、こだわりを持ち、子どもの成長に合わせてさまざまなサイズ・素材のものを置いています。

中身は、発達や成長、興味などを考えながら都度入れ替えを行っていて、同じあけうつしでも、何度も繰り返したくなる工夫をしています。

今回は、ゆるめに作った寒天でのあけうつしを前の週に行い、次の週は、色水で行いました。

あけうつしの際には小豆やお米などを入れることもありますが、バラバラと勢いよく床にこぼれてしまって、拾うのが大変、ということも多々あります。

わざとこぼして音を楽しむということもあったりします。

そういったことからの学びもあるとは思いますが、今回の目的は、あくまでピッチャーからピッチャーにあけうつすこと。その面白さを感じてもらいたいという思いから、ゆる目の寒天を使いました。

オレンジ色が寒天です。

お薬を飲むときに使うようなゼリーくらいのかたさです。

お水だと一瞬ですが、寒天だと、ドロドロっとしているので中身がもう一つのピッチャーに移る様子がよく見えますよね。

こぼさないように慎重に入れています。

はじめてなので、ガラスのピッチャー同士がぶつかって大きな音が出てしまうこともありますが、提示を見て、何度かやってみるうちに、子どもたちの動きが洗練されていくのがわかりました。

翌週は、紫色の色水を入れて準備しておくと、

色水でのあけうつし

とてもスムーズにできました。

今回のあけうつしの最年少は1歳8か月の子です。

このようなことができると、おうちでも、ピッチャーに飲み物を入れておいて、自分でコップに注いで飲む、ということができますね。

自分で自分のことができるようになると、自信が持てます。自分は何でもできる!とやる気も出て意欲的になります。

子どもが本来持っている、自分でやってみたい気持ちを引き出し、成長につなげられるような援助を心がけています。

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