一つ穴パンチのおしごと
モンテッソーリ教育の活動では、一つ穴パンチは本来とは異なる使い方をします。
パンチの穴をあけるところ上向きにして、黒い点のところに合わせて穴を開けます。
(2歳児さん)
まず最初に、ゆっくりと私が提示をして見せます。
紙をパンチの間に挟むこと、穴から黒い点を見つけること、指の位置、穴を開ける動作など、難しいポイントがあります。
集中力も必要ですね。
初めてですが、コツを掴んで、どんどん穴を開けていきました。
ちょうどいいところで穴をあけると虫食い葉っぱのできあがり。
次は少し発展させた、一つ穴パンチで穴を開けたあとに、割ピンを使って連結させるおしごとです。
(3歳児さん)
穴あけがスムーズになってきたら、その続きや、前段階などがあるおしごともあります。
割ピンを使って台紙を連結させると、車両が動くので、繋げることに興味が広がることもあります。
参考までに学年を載せていますが、お子さまの興味や発達はさまざま。
教室の環境の中にあっても先週までは見向きもしなかったおしごとに夢中になることもあれば、
反対にあれほど繰り返し何度も行っていたおしごとを全くしなくなることも。
年齢や月齢も参考にはなりますが、大切なことは、子どもをよく観察すること。
誰かと比べるよりも、先週、1か月前、半年前、というように、お子さま自身の以前の姿からどう
変化しているかということを見てもらいたいと思っています。
教室では、敏感期に見合った環境(おしごと)を提示(紹介)し、子どもと環境をうまく結びつけることができるように工夫しています。