岡山のモンテッソーリ教室cocoiro(ここいろ)です。人生の中で最も吸収力が高く、人生の基盤となる発達の出発点である0〜3歳の子どもたちを対象に、レッスンを行います。

豆のあけうつし

豆のあけうつし

豆のあけうつし

モンテッソーリ教育では「日常生活の練習」という教育分野があります。

これは、運動の敏感期が強く出てきている子どもの活動の対象になります。

運動の敏感期にいる子どもたちは、一つ一つの動作にとても興味があり、その動作ができるようになりたくてたまらないので、敏感期に合った活動に出会うと、何度も繰り返し繰り返し練習する姿がみられます。

今回は、豆のじょうごを使ったあけうつしを提示しました。

「提示」とは、一つ一つの動作を分析し、子どもにやってみせることをいい、モンテッソーリ教育ではよく出てくる言葉です。

レンズ豆はオレンジ色で形もおもしろいので、見た目も興味をそそりますね。

やり方は、ピッチャ―に入った豆をじょうごを使って口の狭い瓶にあけうつします。そして、また瓶からピッチャーへ。

豆を手で触ってみたり、指でつまんだり、じょうごから豆がおちてくるところを観察したり、豆の音を聞いて音を言葉で表現したりなどと、五感を使ってさまざまなことを感じる機会にもなっています。

そして、繰り返し繰り返しあけうつしをすることで、自分の体を思い通りに動かせるように練習をしています。

これは、大人が指示して行う活動ではなく、子どもたちが自分から行っているものです。

どのおしごと(活動)をするのかを選ぶのは、子ども自身です。おしごとの終わりを決めるのも子どもです。“子どもが主体”なのがモンテッソーリ教育の特徴であり、魅力だと私は思います。

あけうつしのおしごと、おうちでもできそう♪と思ったらぜひ。

ただ、実際やってみたらできなかった、というお声も時々聞きます。

その理由はいろいろありますのでまた、別の機会にお伝えしたいと思います。

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