カバンづくりで育つちから
モンテッソーリ教育の活動の一つ「縫いさし」に関連したおしごとの一つです。
穴を開けた画用紙に毛糸を通してカバンをつくりました。
ひもを穴に通すというシンプルな動作の中にも、たくさんの成長のヒントが隠れています。
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子どもたちは、毛糸の先をしっかり持って穴に通し、裏から引き出すという繰り返しの動作を通して、指先の器用さ(巧緻性)や目と手の協応動作、集中力、順序立てて考える力などを育んでいます。
完成すると世界にひとつだけの「ちいさなカバン」ができあがり、とても誇らしげな表情に。自分の手で形あるものを作り上げた達成感が、自己肯定感や創造性につながっています。

この活動は、やがて「針と糸で縫う」実生活のスキルにもつながる準備活動にもなります。楽しみながら日々の生活に必要な力が育っていくーーそんな小さなステップを、これからも大切にしていきたいと思います。