製作活動
にじみ絵の活動です。
コーヒーフィルターに水性ペンで好きな色をつけて、霧吹きで水をかけます。
水性ペンがじわーっと広がってきて、最初の模様と違うものに変わっていくところが
魅力です。幻想的な雰囲気になりますね。
私自身の興味は色が広がるところなのですが、子どもたちの興味はいろいろです。
色を選ぶこと、書くという作業、霧吹きを使うこと、紙が濡れることなど興味の対象は
異なります。
製作の過程では、時間をかけたいところに子どもたちの個性がでていました。
時間をかけているときは、急かしたり、こうしたらいいよ、といった声かけはできるだけ
控えるようにしています。集中しているときに、あれやこれや言われると大人も嫌ですよね。
その時々の子どもに合わせたサポートを行うようにしています。
「子どもを観察して、必要なところだけ手助けする」ことがモンテッソーリ教師の役割の
一つなのですが、この加減が難しいところです。
子どもたち一人一人が違うので、年齢が近くてもサポートの仕方は異なっていて、
性格によっても、タイミングって微妙に違うんです。
教室では、発達段階によってお家でどんな風に声をかけたりお手伝いをしたらいいか、
そんなお話もお家の方へしています。
今回、霧吹きを使うことに興味を持った子が多かった印象です。
道具は子どもサイズなので、とても使いやすいというところがポイント!
お家で何か道具を準備するときは、「子どもサイズ」というところを意識して
みてくださいね。
うまく使えると、もっとやりたい!という気持ち、意欲につながります。
繰り返し繰り返し何度も使うとそれだけ動きが洗練されてきます。
みんなコーヒーフィルターはびしょびしょになるまでスプレーしていました。
次のレッスンまで教室でお預かりして乾かして、こうもりの顔をつくって貼ったら
できあがり。
ハロウィンにちなんだ10月の製作でした。