繰り返す
じょうごを使ったあけうつしの活動です。
一つ一つの道具の名前を伝えたあと、やり方を見せました。
ピッチャーの中に入っている色水は、あえて全部入れると花瓶からあふれる量を
準備しています。
実際やってみると、一度目はたくさんあふれてトレイが水浸しになりました。
次も、その次もあふれました。
でも、その後はゆっくりゆっくり注ぐことができました。
ゆっくり注いでいる動画は、Instagramに載せていますので是非音声ありで
ご覧くださいね。
写真の向かって左端に移っているのは、ミトンです。
こぼれてしまったときは、自分でミトンを使って拭いていました。こぼれた時に
どうしたらいいかということがわかっているので、こぼしても大人の手を借りる
ことなく自分で拭いて、活動を続けることができます。
教室では、じょうごやピッチャー、ミトン、雑巾などの道具はすべて子どもサイズ
のものを準備して使うようにしています。
子どもの体や手の大きさに合ったサイズなので、とても扱いやすいです。
上手に道具が使えると、自分はできるんだという自己肯定感、そして、もっと
やってみたいという意欲的な気持ちが育まれます。
もちろん、何度も繰り返すことには理由があって、いつでもそういったことが
起きるわけではなく、それは敏感期と深く関係しています。
こちらの活動をしていた子は、繰り返し行ったあとに「ふぅ」と一息ついて
片付けていました。
小さな「ふぅ」は、やり切った満足感からのものです。
教室では、普段からお子さま自身がこうしてやり終えたときにできたことや
その過程を認める声掛けをするようにしています。