センサリープレイ
センサリープレイの一つを紹介します。
重曹とクエン酸を混ぜたものに、食紅で色を付けた水を入れると・・・
「シュワシュワ―」と音がして泡が出ます。
重曹の弱アルカリ性とクエン酸の弱酸性が反応して、炭酸ガス(二酸化炭素)が発生し、吸熱反応が起きて、冷たく感じます。
子どもたちは、「シュワシュワだ~」と言いながら色水が混ざる様子を観察したり、手で触ってみたりしています。
実際にやってみるのが一番印象に残るので、教室ではこのような実験のような時間もあります。
年齢や興味によって使う道具も数種類用意しています。
こちらの活動からは、科学(化学)への概念や、色の認識、目と手の協応、集中力、想像力などが育ちます。
この色とこの色を混ぜたらどうなるかな?という思考力もありますね。
また、「みどりになったよ!」と混ざった色を教えてくれたり、シュワシュワする音や驚きを伝えてくれたりと、言葉が少な目だった子がお話してくれるきっかけになったりすることも。(とっても嬉しい♪)
感覚器官は乳幼児期に最も発達します。
豊かな感覚体験が、これから先の学童期での知的活動の土台を築いていくので、大切に考えています。