岡山のモンテッソーリ教室cocoiro(ここいろ)です。人生の中で最も吸収力が高く、人生の基盤となる発達の出発点である0〜3歳の子どもたちを対象に、レッスンを行います。

縫いさしのおしごと

縫いさしのおしごと

縫いさしのおしごと

画用紙に印刷された●(点)に穴をあけて縫うおしごとです。

穴をあける道具はカルコを使っていますが、「刺す」という動きができるようになってから

行います。

はじめに、好きな台紙を選び、穴をあけます。

糸は2本取りになるようにして糸の先を結んだものを2色用意しておきました。

どちらか好きな方の色を選んで縫います。

「自分で選ぶ」ということをモンテッソーリ教育では大切にしていますので、

教室でも、おしごとを自分で選びますが、その先にも自分で選ぶ機会がいくつも出てくるように

工夫しています。

縫うのは、はじめは一回ずつ針を抜いて糸を引っ張るところから。

うまくいかないところがあった時、大人は「こうしたらいいよ」と言いたくなりますが、

そこはぐっと我慢です。

子ども自身が自分でやりたいという気持ちを大切にしたいことと、

そして、やってみて何かおかしいな?という誤りに気がつく機会、どうしたらうまく

できるのか、試行錯誤している時間でもあります。

私はこの時間をとても大切に考えているからです。

日常生活では、急いでいて時間がなかったり、子どもが困っているのがわかると

大人が口や手を出して助けることがあるかもしれないですが、

そんな時、少し見守ってみて欲しいなと思います。

子どもは手を動かすことで学んでいます。

危ない時は別ですが、そうならないように最初に危ないことや注意する点を伝えてから

はじめるようにしています。

ですから、お話を聞く力も身につきます。

 

子どもの成長に合った環境を用意し、見守って必要なときだけ手助けする、というのが

モンテッソーリ教師(私)の役割。

お家でもできることがいろいろありますので、親子分離のクラスはレッスン終わりに

お伝えしたり、ご質問をお受けしたりしています。

写真のお友だちは、3枚目の台紙から、自分の間違いに気がつくようになりました。

もしかしたらその前から気づいていたのかもしれませんが、直したいと思ったのは3枚目。

私は、元に戻すお手伝いだけをしました。

最後は、糸をはさみで切ってテープで止めて終わりです。

テープで止めても、結んで終わりでもいいです。

針に糸を通すところも子どもがしてもいいですね。

お子さまの発達をみながら、準備を少しずつ調整するようにしています。

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